「Blind world〜終わることのない悲しみ 」

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序章

 この物語は、先が見えない事への不安と絶望を抱えて苦悩する者と、自分の正義に基づいて生き抜こうとする者、そして彼らに訪れる悲しみを感じながら、戦い続ける者達の話である。

 彼らは、様々な問題を抱えてそれぞれの人生を歩んでいる。何故問題が起きるのか。それは彼らに『正義』というものがあるからである。何故なら、『正義』というものが見出された瞬間から、『罪悪』が見出されるからである。

 神は『善』と『悪』を作り出した。そしてこの世界にそれらが存在しているわけだが、しかし残念ながら、人類にはそれらを見極める能力が備わっていない。故に、彼らは自分の基準に基づき、『正義』と『罪悪』を見出したのである。その結果、彼らは『正義』として存在する一方で、『罪悪』としても存在する事になるのである。そして他人の『正義』によって裁かれる時が来る。そういう事を人類は繰り返してきて、これからも繰り返すだろう。

 そこに残るものは多分・・・悲しみだけなのかもしれない。



『・・・立法者であり審判者であるかたは、ただひとりであって、救うことも滅ぼすこともできるのである。しかるに、隣り人をさばくあなたは、いったい何者であるか。』〜ヤコブの手紙4章12節

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